ライザップでは、「炭水化物抜き」「糖質制限」を主体としたダイエットを行います。
ライザップ式の糖質制限の認知度が高まったことにより、世間的にも「糖質制限ダイエット」がすごく流行っていますよね。
「炭水化物を抜いただけで2週間で4kg落ちた」
「糖質制限が一番即効で体重が落ちた」
などという声もよく聞かれます。
なぜ糖質制限は体重が落ちやすいのでしょうか?
そして、そこにはどんな注意点があるのか?
今回は、この点について解説します。
糖質制限の原理 糖質は水を蓄える
炭水化物とは、糖質と食物繊維が結合したものです。
つまり、糖質制限をするなら炭水化物も制限する必要があります。
この糖質は、知っての通り人間の身体のエネルギー源となるものです。
血液中のグルコース濃度の事を「血糖値」と言い、人間の身体は常に血糖値を一定に保つ働きがあるので、余分なグルコースは肝臓や筋肉に貯蔵されています。
肝臓では、グルコースがいくつか連結した「グリコーゲン」という物質が合成され、血糖値が下がってくると肝臓のグリコーゲンが溶け出して血液中にグルコースを補給します。
肝臓に蓄えられているグリコーゲンを「肝グリコーゲン」と言い、それとは別に筋肉中に蓄えられているグリコーゲンを「筋グリコーゲン」と呼びます。
そして、グルコースの他にも筋肉が動くために欠かせないが「水」です。
人間の身体は7割が水分で出来ているように、身体の機能を正常に働かせるのには水が欠かせません。
グルコースには、この「水を蓄える」働きもあるのです。
つまり、筋肉中のグリコーゲンが増えれば、筋肉中の水分も増えるということ。
「筋肉は脂肪よりも重い」とよく言われますが、筋肉の重さの約7割は水分の重さです。
これに対して、脂肪組織は筋肉のように活発に動く必要が無いため、脂肪の重量の内の水分は約2割です。
なぜ筋肉は脂肪よりも重いのかというと、筋肉は脂肪よりも水分を豊富に蓄えられるからなのですね。
糖質を減らしてダイエットをしている途中、どうしても我慢できなくなったり付き合いの食事会などでご飯をドカ食いしてしまった場合、次の日体重計に乗るとビビるほど増えている事があります。
これは一気に糖質を摂ったことで水分量が増えるから。
体脂肪はそんな簡単には増えないので、もう一度糖質控えめ生活を始めればすぐ元に戻るはずです。
引用:ダイエットで体重が増えたり減ったりする理由と対処法
糖質制限をすると水分が抜ける
ダイエットの為に糖質制限を行うと、当然体内のグルコースが不足してくるため、身体は糖新生によってアミノ酸からグルコースを生成します。
しかし、糖質を直接食べるよりはエネルギー効率に劣るため、身体は慢性的にグルコース不足の状態になります。
そうなれば、どこかのグルコース配分を減らさなくてはいけません。
すると、筋肉中のグリコーゲンが減量、つまり筋肉中の水分が減少するため、筋肉の重量は急激に落ちます。
これが「糖質制限で即効で体重が落ちる」理由です。
糖新生で筋肉が分解される
糖質制限で筋肉の重さが減るのは、単に水分が抜けるからだけではありません。
糖質制限しても、タンパク質を十分に摂っていればグルコースは不足しない事は、こちらの記事で解説しました。
その時は、筋肉を分解してアミノ酸が取り出されます。
筋肉を分解して取り出したアミノ酸で糖新生を行うことにより、生きるためのグルコースを確保するのです。
このため、筋肉はドンドン萎縮していってしまいます。
筋肉が萎縮すれば、当然体重は落ちます。
でも、これは喜んで良いことでは無いですね。
筋肉の減少は代謝の減少に直結し、リバウンドの可能性がどんどん高まっていくからです。
糖質制限は素人には難しい だからライザップが人気
ライザップでは、この糖質制限の仕組みを徹底的に研究し、東大医学部などとも連携して効果的なメソッドを開発しています。
このため、ここで一喜一憂せず、筋肉を落とさないためにしっかり筋トレし、タンパク質を多く摂る必要があります。
しかし、当然タンパク質も摂りすぎれば太ります。
また、例えば体脂肪率が25%を超えているような肥満の人の場合、身体にエネルギーの備蓄が相当あるので、糖質制限をしても体脂肪をエネルギーにして運動を続ける事が可能ですが、
逆に体脂肪率が15%を切った状態からさらに絞りたいというような場合は、ある程度食事からも糖質を摂らないと、どうしてもグルコース不足に陥ってしまいます。
糖質制限にはネガティブな意見も多いですが、それはやはり「素人には難しい」という面があるからだと思います。
しかし、ライザップのように専門家の指導を受けられる場合は、糖質制限は非常に効率の良いダイエット法なのです。
ライザップに興味が出た方は、まずは無料カウンセリングでより詳しい話を聞いてみてください。