ライザップの糖質制限メニューは、最初からしっかり糖質カットを行います。
具体的には、減量期の1日の糖質量は50g程度に抑えます。
糖質制限では「徐々に減らしていく」という方法もありますが、ライザップでは効率的なダイエットのために「最初から」しっかりカットするのです。
今回は、この点について解説します。
まずは主食カット
ライザップの糖質制限メニューのスタートは、1日3食の「主食」をそれぞれカットします。
日本の食事は主食、主菜、副菜と言われるように、肉や魚などの主菜とともに、ご飯やパンなどの主食がありますよね。
主食は炭水化物中心であることがほとんどなので、まずはこの主食を全カットしましょう。
もちろん、ご飯やパンだけでなく、うどんやパスタ、玄米、ライ麦パンなどもNGです。
人間は、炭水化物を食べるようになってから急速に進歩しました。
それは、炭水化物が非常に優れたエネルギー源であるため、炭水化物によって多くのエネルギーを簡単に摂れるからです。
これ自体は素晴らしいことですが、ダイエットの場合は困りものです。
特に日本人は、食事の中での炭水化物摂取量が多く、1日の総摂取カロリーの60%以上を炭水化物から得ています。
だから、炭水化物と糖質をカットすることで、劇的な体型変化が期待できるのです。
糖質制限は最初だけ
ライザップでは糖質制限ダイエットのイメージが強いですが、このような糖質制限を行うのは「最初だけ」です。
ライザップでは、ダイエットを「シェイプアップ期」「スタイルメイク期」「メンテナンス期」の3段階で考えており、糖質制限で一気に体重を落とすのは「シェイプアップ期」に当たります。
その後、目標の体重まで落ちたら、今度はそれを持続可能なものにするために、少しずつ糖質を取り入れる食事に移行させます。
また、ダイエットのペースを少し落としたいときにも、糖質の摂取量を増やしていきます。
大切なのは、自分の目標に対して必要な糖質の量を把握し、それをコントロールすることです。
それが自分で出来るようになれば、もう一生ダイエットに悩むことは無いでしょう。
ライザップは「2ヶ月コース」が有名ですが、どこまでやってもらいたいかによって、コースの長さは柔軟に変更できます。
最初から1年契約で本格的な肉体改造に挑む方も少なくないようです。
食べることでリバウンド防止
ライザップの糖質制限では、糖質の摂取を減らすことで摂取カロリーを制限しますが、大前提となるのは1日に必要なカロリーはしっかり摂るということ。
だから「ダイエット中も1日3食とる」ことが、理想のボディメイクには不可欠なのです。
1日の摂取カロリーの目安としては「基礎代謝を下回らない」こと。
人間の消費カロリーは、生きているだけで消費する基礎代謝と、運動によって消費する活動代謝からなっています。
基礎代謝を賄うだけのカロリーはしっかり確保しておかないと、身体は飢餓状態だと勘違いして省エネモードになってしまい、基礎代謝が大幅に落ち込みます。
そうすると、食事量を増やした時に一気にカロリー余りの状態になってしまい、リバウンドの原因になってしまいます。
1日3食ですが、主食は抜くので、逆に主菜となるおかずを増やして、しっかりカロリーを摂ることが重要ですね。